稀少な京都産たけのこ、美味しさの秘密は?
春が近づき、野菜や果物売り場が彩りよく、豊かになりました。
新玉ねぎ、春キャベツ、スナップエンドウなど、見かけるとついつい手にとってしまいますよね。
今回は春に旬を迎える食材のひとつ、「筍」をご紹介いたします◎
目次
■ 京都府西京区・大原野の【 国産たけのこ 】
筍の国産消費量は、海外産が約9割を占めています。
中でも、京都府産のたけのこは全体の1割 ほど、とっても希少な筍です。
さらに、京都府の大原野という地域で獲れる筍は品質がもっとも高いと言われています。
京都府・大原野産のたけのこの特徴
幻の土「テンコ」
京都大原野という地域の山林には、「テンコ」と呼ばれる粘土質の土壌があります。
白っぽい色をしていて、粘土質であることが特徴的です。
京都府のなかでも大原野だけの、珍しい土壌です。
テンコは、炭酸カルシウムを主原料としていて、
ミネラル・栄養分が豊富に含まれているため、
★「あく」「えぐみ」が少なく
★繊維質が少なくやわらかく、甘みがある
極上の筍が育ちます。
テンコって不思議な名前ですよね。
昔からある言葉で辞書にもなく、漢字も分からないそうです、(笑)
京都式の栽培方法で、大切に育てる
京都特有の筍は、「京都式軟化栽培」という伝統の栽培方法で育てます。
夏に増える雑草を取る作業、
秋~冬にかけて藁・土を敷く作業など、
その年の筍が美味しく育つよう、1年中手間ひまかけて育てています。
土のほかに、藁を敷くことで、ふかふかの土壌ができます♩
竹林は、1年放置すると、元の姿に戻すのに10年かかると言われています。
国産筍を守り続けるためにも、1年を通しての作業がかかせません。
百年の伝統を受け継ぐ最高級筍【 白子筍 】
ご紹介した、「テンコ」や「京都式軟化栽培」によって、
全国でも品質が優れた、京筍(きょうたけのこ)に育ちますが、もうワンランク上の極上の筍が「白子筍」です。
京都義のでは、ブランド筍「義の筍」として販売をしています。
農園で獲れる、全体の1%しか獲れないとても稀少な筍です。
白子筍の味の特徴は?
白子筍は、真っ白で、ふくよかな形をしていて、
「あく」「えぐみ」が極端に少ない筍です。
極上の甘さ、やわらかさ、クリーミーさを持っている筍です。
白子筍が最高級品と言われる理由とは?
農園で獲れる筍のうち1%の割合でしか獲れない白子筍、
最高級品の白子筍になる理由をご紹介します。
地面のひび割れだけをみて掘り起こす、職人の技
筍は、日を浴びた瞬間から、一気に成長する植物です。
先の葉の部分は緑色に、皮は黒色に、どんどん変わっていきます。
そして、陽が当たり、一気に成長することで
筍特有の「あく」「えぐみ」が強くなっていくのです。
白子筍の「あく」「えぐみ」が極端に少ないのは、
土の中に埋まっていて、陽の光が当たらない状態で掘り起こすからなのです。
土の中に埋まっている筍は、地面のひび割れをみて判断して掘り起こすそう。。
小さなひび割れだけを見て掘るのがおどろきです。
この写真は穂先が見えていたり、地面のひび割れが大きいのでわかりやすいですが
白子筍を掘るには、何年も経験してきた、より高度な職人さんの見極めが必要です。
百年の伝統が受け継ぐ、土壌づくり
地面に埋まっている筍を掘り起こすにしても、埋まっている分の土壌が必要ですよね。
こちらは、農園義のにある、土壌の一部です。
よ~くみてみると、土と藁が交互にに積み重なった地層が見てとれますよね。。。!
155cmの身長のわたしよりはるかに高いこの土壌は、
代々受け継がれる努力の積み重ねで得られるものです。
祖父の代から土壌づくりをしてきた、百年続く農園だからこそ
最高級品の白子筍を育てることができるのです。
やわらかく甘みのある日本でも最高級の筍、
ぜひ、1度は食べていただきたい逸品です。
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▼京都大原野の地で「テンコ」「京都式軟化栽培」で育った、希少な国産筍
京筍(きょうたけのこ)
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▼農園で獲れる筍の1%しか収穫できない、とても稀少な筍「白子筍」
白子筍(秀)
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形は崩れても、品質は最高級品。ご家庭向けです。
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