獲れたて・出来立ての”旨い”をそのまま産地からお届け

umamama

こんにちは!umamamaスタッフです!

だんだんと暑さが増した昨年の6月下旬、京都府でパールコーンの生産を行う、村田農園さんを訪問しました。

はじめに

パールコーンは名前の通り真珠のような大粒が特徴で、糖度がとっても高い、生でも食べられるホワイトとうもろこしです。

お会いしてすぐ、「ちょっと今年のパールコーン、食べてみてよ!」と村田さん。そのままガブリと一口。今年のものは始めてでしたが、この季節がやってきたな。としみじみ。口の中で果汁が広がるパールコーンの甘味を感じました。

今回はパールコーンの生産や、村田農園さんの想いなどをインタビュー形式でお届けいたします!

きっかけや当時の課題

パールコーンの栽培はいつごろから始められたのですか?

—約8年ぐらい前ですね。その時期は生産者は京都の久御山(くみやま)町というところはあまり生産者がいなかったんですが今では町の特産品になるぐらい生産者が増えました。生産量でいえば、町内一というぐらいの自信があります。

始められたきっかけと当時の課題はありましたか?

—わたしはこの京都で、伝統的な農業や今までの歴史を大事にしていきたい思いがあります。ただ、京野菜という看板でふんぞりかえるのではなく、新しいものをどんどん融合して農業を継続して、次の世代にちゃんと繋いでいきたいという思いもすごくあります。新しいもので注目されるパールコーンは、そんなコンセプトにあっているなと思いました。

栽培を始められてから苦労したことはありましたか?

—最初1~2年というのは、商品の特性がまったくわからない状態ではじめました。収穫適期の問題やコーンの特性、長期で獲れるものから、早生の品種などいろいろある中でやりながらデータをとって。

試行錯誤されてたんですね。

—クレームもたくさん来ました。えくぼができているとか皮が固いとか。

1~2年経ってからはどんどんと順調に生産ができたのですか?

—ああそうですね。もう失敗して、何で失敗やねんというのを繰り返して、あとは地域の仲間とかと情報交換したりとか使う資材でもこれの方がいいよとか、この時にこれをやってたら草が生えないよとか、ようやくここまでこれました

生産方法がそうやって変わっていかれたんですね。

—僕が農業として大切に考えているのは、僕は野菜外での生産で600年続く苗農家なので、その種子の持っているポテンシャルとか血統も考慮すること。人間と同じように野菜にも特性がありますが、僕はそこも踏まえて野菜に寄り添う・向き合ってくると、生産の方法がちょっと変わってきたりして。

収穫のタイミングは?

収穫適期はあるんでしょうか?

—だんだんとわかってきて、僕はもう適期は4日ぐらいしかないと思っています。

たった4日日の中でも味が変わってしまうものなのですか?

—1日目と最終日の4日目でも全然違う。そこは村田農園の合格!と思う4日間で収穫しています。1つ1つの確認を僕自身ができないけれど、やっぱりむちゃくちゃ気になります。だから、スタッフの基準レベルをどんどんあげていってベストなものをお渡ししたい。さっき食べはったんも僕が思っている一番ベストなものをお渡しできているのか気になるんです(笑)

ベストなタイミングというのは調整できるものなのでしょうか?

—長年育てていると、植物の成長状態を見ると今どういったタイミングなのかがわかるんです。もちろん資料を見たりもしましたが、時期をみて見極めています。詳しくは企業秘密ですけどね(笑)

栽培のこだわり

村田農園さんのパールコーンの栽培のこだわりを教えてください。

—1本の株に対して実は1つと限定することにこだわっています。(実をひとつにすると、栄養をたっぷりで、大粒のとうもろこしができます)

大量生産するのであれば、1つの株に対して1つの実にしてしまうと効率が悪くなりませんか?

—サイズ感を出すためにいろいろ試行錯誤しました。2本ついているの方が倍とれるんでいいと思いますけど、それで肥料の量を倍にしようと思うけど、やっぱり違うなとか。大量に作って売ればいいってもんでもなくて、いいものを出荷したい。なので、1本に対して1つというのをこだわってやっています。

実を一つにする作業もかなり手間がかかりますよね。

—一番大変なのは取り除く作業、あとは花粉でかゆくなって従業員もみんな皮膚が赤くなったり(笑)(訪問させていただいた際、畑にも入らせていただきましたが、手が赤くなるスタッフも。)

今後取り組んでいきたい展望を教えてください。

—久御山町にホワイトとうもろこしの生産者が増えてきた中で、村田農園のグレードを上げたいという気持ちがすごくあります。もちろん若い方が作り始めているのをみると、ノウハウとかも教えてあげたいなと思う。

—甘さひとつをとってもバラツキが出てしまうことがあるので、難しいかもしれないけど、安定した味をお届けできればと思います。

 

スタッフコメント

お話を伺う中で、大きければいい、量が多ければいい、ではなく、

自信をもってお客様へ一番よいものをお届けするために、

野菜ととことん向き合い、スタッフみんなでチェックを怠らないこと、

長年続く村田農園さんの歴史の中で、生産する野菜を増やすこと、

新しいものに挑戦し、栽培方法を試行錯誤することなど

普通だったら、苦労するであろう、なかなか踏み出せないような場面でも、

前向きに取り組む村田農園さんの誠実さを感じました。

 

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▼村田農園さんのホームページはこちらから▼

https://murata-farm.net/