【ふぐの歴史】猛毒で食べることが禁止に?
みなさんこんにちはumamamaスタッフです◎
umamamaで12月~2月の期間限定で販売中の、「とらふぐ鍋」。
とらふぐと聞くと、高級魚、と思い浮かべる方が多いと思いますが、
かつては、食べることが禁止された食べ物だったこと、ご存じでしたか?
今回は、ふぐが高級魚として知られることになった歴史などをご紹介いたします♩
目次
ふぐには猛毒がある
ふぐは、古くから食べられてきた、食材のひとつですが、
「ふぐには毒がある!」というのをよく耳にしますよね。
ふぐは「テトロドトキシン」と呼ばれる強毒を含んでいて、
一度体内に入ると死亡してしまうほどの毒です。
諸説ありますが、青酸カリの500倍~1,000倍ほどの毒性があるといわれています。
かわいらしい見た目なのに、恐ろしい生き物ですね・・・💦
ふぐを食べることが禁止された時代がある
日本では縄文時代から、ふぐが食べられてきましたが
安土桃山時代に下関(ふぐの名産地ですよね♩)に集結した武士たちが、
猛毒があることを知らずに食べてしまい、ふぐの中毒死が続出しました。
これにより「河豚食禁止令」が出され、公的に食べることが出来なくなりました。
ふぐを食べると、厳しい処分もあったようで・・・
あまりの美味しさに、300年続いた禁止令が解除される
明治時代に、下関に訪れた、伊藤博文が春帆楼という旅館を訪れた際、
ふぐを食べて、その美味しさを絶賛!
あまりの美味しさに禁止令を解除し、一般的にも食べることが許されたのです。
その時もふぐは禁止されていたのですが、
不漁で魚がなく、困り果てた女将が、打ち首覚悟で提供したようです。
(打ち首覚悟って、ふぐを食べるだけで相当な処罰だったんですね。。。)
ふぐ鍋を「てっちり」と呼ぶ理由は?
ふぐ鍋のことは「てっちり」、と呼ばれていますが
どうしてこう呼ばれるかご存じですか?
それにはご紹介したふぐの猛毒が関係していて、
ふぐは、毒があたり死んでしまうこともあるということから
「鉄砲(てっぽう)」と呼ばれていました。
そして、魚の切り身は熱い鍋の中に入れると、
身がちりちりと縮んでいく様子が見られるため、
白身の魚を使った鍋のことを「ちり鍋」と呼びます。
この2つが合わさってふぐ鍋のことを「てっちり」と呼ぶのです。
さいごに
明治時代から猛毒がありながらもそのおいしさに多くの著名人が絶賛したことから、
高級魚として世間に広ったふぐ。
猛毒があるのにも関わらず、食べたくなる味わい。なんとも気になります。
umamamaから販売しているとらふぐ鍋セットは、切身はもちろん、アラ・ヒレも付き。
アラで出汁を取って、ヒレはヒレ酒に。ふぐの美味しさを存分にお楽しみいただけます。
美食家たちを唸らせた、絶品のふぐをせひご賞味ください!
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